教育における基本ポリシー

■理念

21世紀の知識基盤社会においては、新たな知の創出と知の活用による更なる科学技術の発展が求められています。総合理工学部は,理学、工学の教育・研究を基盤に,従来の枠組みを超えた分野間の有機的な連携を図り,新たな視点に立った理工融合型の教育・研究を推進します。これにより総合的視野をもった想像力豊かな人材の育成を目指すと共に,新たな科学技術の開拓を通して社会の持続的発展に寄与します。

■アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

[物質科学科]

自然現象や種々の物質に関心があり,物事を根本的なところから探求・理解することを志向する人,このために特に物理学あるいは化学をより深く学びたい人,物質の仕組みを微視的な立場から明らかにすること,新しい機能をもつ物質を創ったり調べたりすること,またそれらの応用技術に興味のある人を求めています。本学科で開講される科目を履修するためには,高校卒業程度の基礎学力,特に,理科の物理又は化学及び数学について優れた学力を有することが必要です。
 このような方針に基づき,一般入試では物理,化学や数学をはじめとする高校における基礎学力を十分に備えた人を,推薦入試の一般枠では学業と人物が優秀で,物理学又は化学に対する適性があり,物理学,化学又は物質科学に対する熱意のある人を,推薦入試の地域枠では一般枠で求める人材に加え地域貢献を強く志向する人を受け入れます。

[地球資源環境学科]

地球の生い立ちや岩石・鉱物・化石に興味があり,鉱床・石油等の資源の形成過程と利用,過去から現在の地球環境の移り変わり,自然災害発生のメカニズムと防災手法などについて学び,これらの知識と経験を将来社会で役立てたいという意欲のある学生を求めています。地球資源環境学科に入学し,学んでいくためには,高校卒業水準の基礎学力を備え,地球資源環境学に対する熱意があることが必要です。さらに,理科や数学にも優れ,論述力があること,もしくは地学的センスに優れていることが必要となります。
 このような方針に基づき,入学試験では高校卒業水準の基礎学力を有するかどうかとともに,一般入試では理科や数学に関して優れた学力を有する人を,推薦入試の一般枠では人物が優秀で論述力を有し,地球資源環境学に対する熱意と適性のある人を,推薦入試の地域枠では一般枠で求める人材に加え地域貢献を強く志向する人を,アドミッション・オフィス(AO)入試では,人物が優秀で地学的センスを有し,地球資源環境学に対する熱意がある人を受け入れます。

[数理・情報システム学科]

数学や情報工学の学問・技術を生かして,自然や社会のさまざまな現象を探求し,より良い社会を創りたいと思っている学生,これからの高度情報化社会をリードする技術者として活躍したいと考えている学生,それに,将来は数学や情報の先生になりたい学生を求めています。数理・情報システム学科に入学し学んでいくには,高校卒業水準の基礎学力を備えた上で,論理的な思考体系の構造や数理的方法による現象の解析,ソフトウェア・ハードウェアの垣根を越えて「ものづくり」を支える情報技術やその理論背景に興味と熱意を持つことが必要です。
 このような方針に基づき,一般入試では数学をはじめとする高等学校卒業相当の基礎学力を十分に備えた方を,推薦入試の一般枠では学業が優秀で,数学又は情報科学に熱意・適性のある人を,推薦入試の地域枠では一般枠で求める人材に加え地域貢献を強く志向する人を受け入れます。

[機械・電気電子工学科]

本学科では,教育目標として「機械から電気・電子工学に至る幅広い基礎知識を持ち,課題解決能力や自律的学習能力,説明・説得力を備え,設計・製作能力を有し,高い倫理観をもって社会に貢献できる技術者を養成する」ことを掲げています。そのため,これらの教育目標が達成できるような機械,電気・電子工学の各分野に対する探究心が旺盛で学修に熱意のある人を求めています。
 このような方針に基づき,一般入試では機械,電気・電子工学に関する専門分野を修得するために必要な基礎学力を十分に備えた人を,推薦入試の一般枠では学業と人物が優秀で,数学と物理の基礎的な知識と思考力を有し,機械,電気・電子工学分野に対する適性をもつ人を,推薦入試の地域枠では一般枠で求める人材に加え地域貢献を強く志向する人を受け入れます。

[建築・生産設計工学科]

環境にやさしく,安全で,快適な暮らしを実現するために,資源の有効利用と環境保全に配慮した材料開発,加工技術,資源循環について深く学び,建築を中心とした構造材料や住環境,計画デザインの専門性を高めることによりトータルな「設計」技術を習得し,これからの循環型社会に貢献する意欲を持つ人を求めます。
 このような方針に基づき,一般入試では,自然科学(数学,物理,化学,生物)等の基礎学力を備えた人を,推薦入試の一般枠では,学業成績(理数系)及び人物が優秀で,上記分野に対して熱意をもって取り組める人を,推薦入試の地域枠では一般枠で求める人材に加え地域貢献を強く志向する人を受け入れます。

[理工特別コース]

理工系分野の研究に強い興味・意欲を有する人,数学・理科・英語の基礎学力を有する人,観察力・理解力・推察力・発想力などの科学的思考力や論理的思考力を有する人,大学院へ進学し,将来の科学技術の発展をリードする優秀な研究者・技術者,有能な教育者を目指している人を求めています。
 このような方針に基づき,アドミッション・オフィス(AO)入試では,研究したい具体的テーマがあり,その研究遂行に強い意欲を持っていて,数学・理科・英語の確かな基礎学力を有する人を受け入れます。AO入試以外にも,入学後に希望者を対象に選考を行い,成績が優秀で,研究への強い意欲を持つ人を受け入れます。

■ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

本学部では,上記の教育課程を経て,卒業までに以下の知識・能力を身に付けることを求めています。

  1. 豊かな教養や倫理観を持ち,人類社会や地球環境とのかかわりについて総合的に考え,判断できる能力
  2. 変革する社会の中で自立して活動できる判断力,コミュニケーション能力,国際的視野
  3. 理工学の専門分野に関する基礎力及び応用力を持ち,理工融合的,総合的視野から創造力を発揮できる能力

■カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

本学部は,物質科学科,地球資源環境学科,数理・情報システム学科,機械・電気電子工学科,建築・生産設計工学科の5学科を置き,さらに13の教育コースによりそれぞれの専門領域を学習します。本学部の理念を達成するために,以下のような教育課程で学びます。

  1. 社会人基礎力としての教育として,「外国語」「健康・スポーツ科学」「情報」を必修とし,すべての学生が高いコミュニケーション能力と情報活用力を持ち,社会に貢献できる人材養成のための学習を行います。また,初年次導入セミナーとして「大学教育基礎セミナー」等,初年次教育プログラム該当科目が設定され,初年次において大学教育にスムースに入れるように配慮された学習を行います。
  2. 「人文・社会系科学」「自然科学」を幅広く学習する機会を共通教育で与え,広い視野と豊かな人間性を育むための学習を行います。
  3. 各学科の専門教育では,理学,工学および理工融合にわたる広範な学問領域について13の教育コースが設定されています。そして,それぞれのコースにおける専門知識が習得できるように体系的に計画された授業科目を学び,講義,実験,実習及び演習を通じて課題研究・解決能力や創造性を育みます。
  4. 理工系学部の専門知識の習得には,基礎からの積み上げが重要です。そのため,専門基礎教育科目が各学科・コースに設定されており,専門教育を学ぶための基礎的知識を習得します。
  5. 重要な授業科目においては,TA制度を活用するなどきめ細かい指導が受けられます。
  6. フィールド学習や環境教育,産学連携等,各分野の専門性に合わせた特色ある教育や,インターンシップ制度を利用したキャリア教育を行います。
  7. 以上の教育の集大成として4年時には卒業研究があります。ここでは,専門知識としての集大成とともに,大学において習得した知識・問題解決能力・コミュニケーション能力を最大限に発揮できるように個別指導を行います。
学科・分野 教育コース
物質科学科物理分野 物理系コース
物質科学科化学分野 機能材料化学コース
基礎化学コース
地球資源環境学科 地球資源環境学
数理・情報システム学科数理分野 数理構造コース
数理解析コース
数理・情報システム学科情報分野 情報システムコース
情報工学コース
機械・電気電子工学科 機械・電気電子工学
建築・生産設計工学科 材料工学コース
材料プロセス工学コース
機械加工システム学コース
理工特別コース(学部共通) 理工特別コース