
育毛剤を選ぶうえで一番気になるのが、「本当に使っても大丈夫?」という副作用ですよね。
初めて使うからこそ、「炎症を起こしたりしないの?」「敏感肌から刺激が心配」などなど、気になることが多いはず。
先に結論をお伝えすると、
医薬部外品・化粧品に分類される育毛剤なら副作用の心配はほとんどない!
ということ。
育毛剤は大きく分けると、
- 医薬品(薬)
- 医薬部外品
- 化粧品(頭皮用美容液など)
の3つがあります。
医薬品とは、薬の有効成分が配合されている発毛剤のことで、国内では大正製薬から販売されている「リアップジェンヌ」など。
リアップジェンヌなどの医薬品は、「頭皮の炎症」等の副作用があるので、素人が適当に選ぶのはNG!
医薬品以外の、医薬部外品と化粧品については、副作用がある成分が配合されていないです。
そのため、育毛剤の副作用が気になる場合は、医薬部外品か化粧品の育毛剤を選べばOK!
ただ、人によっては合わない成分というのがあるので、この記事ではそういった細かい点を詳しくまとめました。
「初めて育毛剤を使うから、副作用や刺激が心配…」という方は、是非チェックしてみてください。
私もかなりの敏感肌で、酷い時は化粧水で赤みがでたりピリピリすることもあるので、そんな私でも使えた育毛剤も紹介しています。
目次
副作用が心配な育毛剤と発毛剤とは
最初にもチラッと書いた通り、育毛剤は、薬である発毛剤と、薬以外の育毛剤があります。
副作用がある発毛剤
ミノキシジル
女性用の発毛剤として販売されている商品では、リアップジェンヌが薬(発毛剤)という分類です。
リアップジェンヌには、ミノキシジルという有効成分が配合されているのですが、この成分がちょっと厄介なんです。
ミノキシジルには、発毛促進効果があるので使えばかなり強力な効果があります。
…ですが、塗布した部位が猛烈な炎症を起こしてしまったり、痒みなどが発生する副作用も心配されています。
特に女性の場合、ミノキシジルの使用が厳しく制限されていて、配合濃度1%を超えるものは使用を禁止されています。
男性用に販売されている「リアップX5」などは、ミノキシジルの配合濃度が5%なので、当然女性が使うのはNG.
また、発毛剤として分類されている薬は、基本的には薬剤師さんがいるドラッグストアでしか買うことが出来ません。
市販されているとはいえ、やっぱり薬なのでしっかりと説明を聞いてからじゃ買えないよ?という商品なんですね。
なので、初めて育毛剤を使う場合や、敏感肌で刺激が心配な方は医薬部外品、化粧品の育毛剤を選べばOK!
いきなり薬を使うというのはちょっとハードル高いのでお勧めできません。
関連記事:ミノキシジル女性用育毛剤の副作用に要注意【効果・初期脱毛も詳しく解説!】
フィナステリド
ミノキシジルと同じ薬として販売されているのが、「フィナステリド」という有効成分を配合した「プロペシア」と呼ばれる薬です。
プロペシアは、ドラッグストアなどで買うことは出来ず、薄毛治療の専門医や皮膚科で処方してもらう必要があります。
プロペシアは、女性が服用しても効果がなかったり、反って体に悪影響が出る恐れがあるため、女性に処方されることはありません。
ただ、最近では個人輸入サイトをお使ってプロペシアを買う方もいるので、間違っても服用しないよう気を付けてくださいね。
フィナステリドは女性厳禁ですから。
関連記事:女性の薄毛治療にプロペシア(フィナステリド)は服用できないので要注意!
副作用がある育毛剤とは
育毛剤には、副作用が心配されている成分は配合されていません。
薬ではないですからね。
ただ、接触性皮膚炎といって、塗布した部位が赤く炎症を起こしたり、痒みを引き起こしたり、ピリピリと刺激を感じてしまうことはあります。
もしこのような症状が出た場合、使用を中断することが最重要。
使用を中断すれば症状は落ち着いてきますからね。
では具体的に、刺激になりやすい成分をいくつかご紹介しておきます。
育毛剤を選ぶ時はチェックする癖をつけると良いです。
添加物
添加物とは、香料や着色料などのこと。
特に香料については、育毛剤に配合されているものは避けると覚えておけばOK!
以外かもしれませんが、香料をつけっぱなしにしているとかなりの刺激になるので気を付けてください。
防腐剤については、私はそこまで気にしていません。
フェノキシエタノールやパラベンが配合されているものが多いですが、これらがないとすぐに腐ってしまいますからね。
腐った育毛剤を塗布する方がよっぱど頭皮には悪いはずですので。
アルコールなど
育毛剤は、浸透力を高めるためとしてアルコール系成分が入っていることが多いです。
エタノールなどもそうですね。
これらについては、あまり配合濃度が高い場合は注意しておいた方が良いです。
アルコール系の成分で肌がピリピリしてしまう…という方は多いですからね。
以上を踏まえたうえで、敏感肌の女性でも使える女性用育毛剤の選び方についてまとめておきます。
実際に私が育毛剤を選ぶ際にも、次のポイントは毎回チェックするようにしています。
敏感肌向きの女性用育毛剤の選び方
ここに文章
- 医薬部外品・化粧品を選ぶ
- 余計な添加物が少ないものを選ぶ
- アルコール成分が少ないものを選ぶ
- パッチテスト実施済み
医薬部外品・化粧品を選ぶ
大前提として、薬(医薬品)は避けるということ。
医薬部外品、化粧品に分類される育毛剤を選んでおけば、薬のような副作用が起こるリスクは避けられます。
余計な添加物が少ないものを選ぶ
香料や着色料、界面活性剤などの余計な添加物は避けます。
特に香料は要注意!
ただ、完全無添加の育毛剤となると、防腐剤もないので保存が超面倒になるので、防腐剤についてはある程度仕方ないです。
とはいえ、フェノキシエタノールやパラベンなどが異常に反応してしまう肌質の方は避けてください。
アルコール成分が少ないものを選ぶ
育毛剤にはほとんどアルコール系成分が入っているのですが、刺激を感じやすいので要注意。
配合濃度が低ければ低いほど良いです。
最近では、全く配合されていないものもあるので、エタノールなどに敏感な方はそういうのを選べばOK
パッチテスト済みのを選ぶ
販売前に、事前にパッチテストを実施している育毛剤も増えてきています。
何もテストをされずに販売されているものよりは信頼できます。
ただし、パッチテスト済み=絶対安心!というわけではないことは理解しておいてください。
以上を踏まえたうえで、育毛剤の副作用が気になる敏感肌向けにおすすめの育毛剤をいくつかご紹介しておきます。
全て私も実際に使ってよかったものだけを厳選しているので、参考にしてみてください。
副作用が気にならなかった女性用育毛剤
パッチテスト済み&無添加の「ベルタ」

これまでに私が使って一番満足できたのが「ベルタ」です。
パッチテスト済みですし余計な添加物が入ってない無添加処方なので、刺激を感じることなく使い続けることが出来ています。
効果も十分期待できる成分で、育毛でも話題になっているプラセンタエキスを配合。
低刺激と効果の両方をしっかりとクリアした1本です。
「どの育毛剤にすればよいかな?」と迷ったらとりあえずベルタをどうぞ。
防腐剤フリーなら「ハリモア」

パラベンやフェノキシエタノールといった防腐剤に抵抗がある場合は、「ハリモア」がおすすめ。
ハリモアは、添加物をとことん排除した作りになっているので、敏感肌でも使いやすい1本になっています。
ベルタに比べると、美容向けの成分配合になっているので、より低刺激なものが良いならハリモアでOK。
まとめ
女性用育毛剤の副作用についてまとめました。
基本的に、薬を使わなければ副作用の心配がないというのが育毛剤の特徴です。
医薬部外品の育毛剤を選んだうえで、余計な添加物などが入っていない商品を選べば刺激などのリスクも低くなりますよ。
ちなみに、ドラッグストアなどで売っている育毛剤には、残念ながら添加物が多く入っているので要注意です。
知らず知らずのうちに頭皮環境を悪化させる原因になる恐れもあるので気を付けてください。
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