頭皮が乾燥して「ツッパリ」「痒み」を感じている人は多いはず。
乾燥が酷くなって、フケが出てしまったり抜け毛が酷くなったと感じている方も。
今回は、頭皮が乾燥してしまう原因と、乾燥した頭皮のケア方法(お勧めのシャンプーなど)についてまとめました。
何を隠そう、私も超が付くほどの乾燥肌で、顔なんてすぐに粉を拭いたりツッパリ感を感じるほど。
基本的に顔が乾燥しやすい方は頭皮も乾燥しやすいので、少しでも違和感を感じたら早めのケアが大事。
本文でも詳しく書いたけど、頭皮の乾燥を放置してしまうと、脂漏性皮膚炎やフケ、薄毛を招く原因にもなるので気を付けて!
「頭皮の乾燥が気になる」「対策方法やお勧めのシャンプーを知りたい」という人は是非読んでみてください。
頭皮が乾燥してしまう原因
そもそもどうして頭皮が乾燥してしまうの?ということからお話しします。
頭皮が乾燥してしまう原因として一番多いのが、「安いシャンプーを使っている」ということ。
安いシャンプーというのは、だいたい2,000円以下でスーパーやドラッグストアに売っている市販品はほぼアウトって考えておくと良いです。
他にも、「間違ったシャンプーの洗い方をしている」「長時間エアコンを浴びたり乾燥しやすい環境にいる」などもありますが、ほとんどの人がシャンプー選びで失敗してるケースが多いです。
- 洗浄力の強いシャンプーを使っている
- 間違ったシャンプーの洗い方
- その他
洗浄力の強いシャンプーを使っている
この記事を読んでいる方の多くが、スーパーやドラッグストアで売っている1,000円前後のシャンプーを使っていると思います。
ですが、実はそのシャンプーが頭皮を乾燥させてしまう原因ってことがほとんど。
安いシャンプーの何が問題なのか?というと、配合されている洗浄成分と呼ばれる成分。
洗浄成分とは、汚れや皮脂などを洗い落とす成分なのですが、1,000円前後のシャンプーには汚れを落とす力がとっても強いものが多く入っています。
洗浄力が強過ぎるシャンプーで毎日頭を洗っているとどうなるかというと…
- シャンプーで皮脂を根こそぎ洗い落とす
- 身体が反応して皮脂をいつも以上に分泌するようになる
- またシャンプーで洗い落とす
- 皮脂の分泌が追い付かないので乾燥する
- 以下悪循環…
という感じの、最悪の負のスパイラルになってしまいます。
これは人によっては、頭皮は乾燥したままなのに皮脂だけが過剰に分泌されてそれで炎症が起こる脂漏性皮膚炎という症状になることも。
洗浄力が強いシャンプーの見極め方
今使っているシャンプーの洗浄成分をチェックしてみると、乾燥の原因になっているのかどうかを簡単に見分けられます。
シャンプーボトルの成分表を見て、次の成分が入っていたらアウト!シャンプー変えた方が良いです、マジで。
- ラウレス硫酸Na(ナトリウム)
- ラウリル硫酸Na(ナトリウム)
- ラウレス硫酸アンモニウム
- ラウリル硫酸アンモニウム
- オレフィンスルホン酸Na(ナトリウム)
これらの成分が入っているシャンプーは、皮脂を根こそぎ洗い落としてしまうので乾燥が気になっている場合は避けよー!
そのまま使い続けることで、さらに乾燥が酷くなったり、脂漏性皮膚炎になってしまうからね。
洗浄力が強いシャンプーが良くない理由
洗浄力が強い「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」などは、皮膚の潤いを守っている「天然保湿因子(NMF)」や「セラミド」を洗い落としてしまいます。
天然保湿因子やセラミド、皮膚膜の3つを合わせて保湿の三因子っていうのですが、シャンプーでこれら2つをごっそり洗い落としてしまうとガチでカサカサになります。
しかも、天然保湿因子やセラミドなどが作られるには、肌のターンオーバー28日が必要なので、それまでは乾燥しっぱなし。
保湿因子がない状態でさらに皮脂を洗い落とすと…考えただけでも恐ろしいですよね(汗)
安いシャンプー(洗浄力が強過ぎるシャンプー)を使うのは乾燥に良くないっていうのは、こういうことが原因なんです。気を付けましょう。
間違ったシャンプーのやり方
「シャンプーは美容院やネット通販で良いのを選んでるよ」という人で乾燥してしまう場合は、シャンプーのやり方が間違っていることがほとんど。
どれだけ良いシャンプーを使っていても、使い方が間違っていたら頭皮にダメージを与える原因になってしまうので注意。
シャンプーの使い方って基本的に誰に教えてもらうわけでもなく、小さい時に親のを見て真似しているので間違った洗い方している人は多いです。
「シャンプー良いの使っているのに乾燥ヤバい!」って場合は、とりあえずシャンプーのやり方見直そ!
その他
ここからは、乾燥の原因になるけどそこまで重要度は高くないです。
一応知識として知っておいて、出来る範囲でケアしてあげればOK程度に考えておいて大丈夫です。
基本的には、「シャンプー選び」「シャンプーのやり方」が超重要なので、乾燥ケアには。
空気(温度)や紫外線
頭皮が乾燥する1つ目の原因は、乾燥した空気や紫外線、室内の温度と外部の温度差。

例えば、冷暖房の効いた部屋で過ごした後に、寒いあるいは暑い外気の空気に頭皮が触れると、頭皮の血行が悪くなったり、汗をかいたりすることがあります。
このように、急な温度差は頭皮にとってはとても刺激が多いことがわかっています。そして、ダメージを受けやすくなった頭皮は乾燥状態へとつながります。
また、梅雨や夏場の高い湿度も頭皮にはよくありません。湿度は60%程度が良いと言われていますが、湿気が高まるとそれだけ雑菌の繁殖を高める環境を招きます。
夏場の強い紫外線も乾燥を招く原因となるので気を付けておきましょう。
紫外線は、髪だけでなく、頭皮にもダメージを与えています。紫外線でダメージを受けた頭皮は皮膚表面の細胞が壊され、赤く腫れたり、ヒリヒリ感を感じることもあるほど。
紫外線は頭皮から水分を奪い、頭皮から育毛に必要な栄養を奪いさってしまうのです。
頭皮は髪にとっては、植物と土壌のようなものです。豊かな栄養分が奪われた土壌からは健康な植物は育たないでしょう。それと同じで不健康な頭皮からは健康な髪は育ちにくくなります。
紫外線は健康な髪にとって大切は頭皮の健康を奪い、乾燥の原因となるので、しっかりと予防・ケアすることが頭皮ケアには欠かせません。

乾燥肌、年齢、ホルモンなどの要因
頭皮の乾燥を感じる方の多くが、頭皮以外の顔などの肌も乾燥肌で悩んでいるということ。
頭皮もお肌の一部でなので、もともと(生まれつき)、皮脂の量が少ない方やアトピー肌、敏感肌の方は頭皮も乾燥しやすいのです。
また、加齢や性ホルモンの影響も頭皮を乾燥させる原因となっています。
加齢により水分量や皮脂分泌が少なくなると、頭皮もまた乾燥しやすくなります。女性ホルモンの分泌の減少も頭皮の乾燥に関係しています。
女性ホルモンは、20代後半でピークを迎えると徐々に減少します。30代後半から40代に入ると特に減少が進み、閉経とともにほぼ10代の分泌量のレベルまで低下します。
このような加齢にともなう女性ホルモンの減少は、頭皮の乾燥にも深く関係しているのです。男性よりも女性が頭皮の乾燥を感じやすいのはそのためです。
頭皮の乾燥対策
頭皮の乾燥による突っ張り、痒み、抜け毛を対策するには、何よりも「シャンプーの見直し」が一番大事。
食生活見直したり、ストレス解消しても、毎日使うシャンプーが良くなければ(脱脂力が強過ぎれば)乾燥は続く。
ということで、頭皮の乾燥対策として取り組べきは次の3つ。
特に、「シャンプーの見直し」「シャンプーのやり方」が超大事なので優先してください。
- シャンプーの見直し
- 正しいシャンプーのやり方
- 女性用育毛剤
頭皮の乾燥にお勧めのシャンプー
頭皮の乾燥が気になっている場合、アミノ酸系のシャンプーを選ぶことが前提となります。
アミノ酸系シャンプーっていうのは、洗浄力がマイルドで美容院などでも使われているシャンプーのこと。
安いシャンプーとは違って必要以上に皮脂を洗い落とさないので、乾燥対策にはうってつけ。とりあえずこれ選ぼう!
アミノ酸系シャンプーの原料として使われている成分が高いので、スーパーやドラッグストアではほとんど売ってないです。
売っていたとしても、刺激が強い硫酸系(ラウリル硫酸Naなど)も一緒に入っている場合が多いので、選ばなくてOK。
アミノ酸系シャンプーを前提として選ぶのですが、それ以外にも次の点を確認しておくと良いです。
1、無添加
余計な添加物は頭皮への刺激になる恐れがあるのでNG!
特に香料や着色料などは、ダイレクトに刺激を感じる方が多いのでできるだけ避けること。
これらを踏まえたうえで、いくつかお勧めのアミノ酸系シャンプーを紹介しておきます。
一応、全部私が使ったものだけを厳選しているので、使用感など細かい点を書いているので、相性が良さそうと思えるものを選ぶと良いです。
基本的にどれを選んでも、超低刺激で乾燥ケアには十分です。
ハーブガーデンシャンプー

天然由来成分100%配合で、とにかく刺激になる恐れがある添加物が一切入っていないのが特徴。
防腐剤も天然由来成分のみで作られているので、「パラベン」「フェノキシエタノール」に抵抗ある方でも使えます。
入っている洗浄成分は、低刺激のアミノ酸系の成分オンリー。超低刺激です。
また、「〇〇油」などの成分が多く入っているので、乾燥ケアとして使うには文句なし。
アロマ系の香りが強めになっているので、人工香料が入っていない割には香りも楽しめます。
泡立ちは、まぁまぁという感じで、さすがに市販の安いシャンプーと比べるとイマイチですが、アミノ酸系シャンプーの中では十分。
あと、効果はそれほど期待できないですが、セラミドも入っています。
haru黒髪スカルプ・プロ
こちらも100%天然由来成分で作られているので、余計な添加物は一切なし。
防腐剤も自然由来のエキスで代替されているので、パラベンやフェノキシエタノールは入っていないです。
配合されている洗浄成分はアミノ酸系のみ。超低刺激!
ハーブガーデンシャンプーに比べて、泡立ちは良く感じました。
「本当にアミノ酸系シャンプー?」と疑うほど泡立ちはとっても良かったです。
香りは柑橘系の優しい感じです。オレンジ油、グレープフルーツ油、レモンぐレス油などが香料としての役目をはたしています。
haru黒髪スカルプ・プロは、トリートメントなしでシャンプー1本でかなりサラサラに仕上がるので、コスパ良いです。っていっても高いけど。
「柑橘系の香りが好き、トリートメントは面倒」って方は、haru黒髪スカルプ・プロの方が向いてます。
湯シャン
「シャンプーを使うとどうしても乾燥する…」っていうくらい酷い場合、湯シャンを試してみるのも一つの方法です。
湯シャンっていうのは、シャンプー剤を使わないでお湯だけで頭皮と髪を洗うこと。
お湯で洗い流すだけだから頭皮にも髪にも優しいです。
頭皮の乾燥が酷すぎてシャンプーも無理!って場合は、試してみると良いです。

シャンプーの正しい使い方
ハーブガーデンシャンプーやharu黒髪スカルプ・プロを使えば、シャンプーが原因で頭皮が乾燥するってことは基本的にないです(もちろん、個人差ありますが)。
ですが、せっかく良いシャンプーを使っても間違った使い方をしていたら意味なし。
ということで、シャンプーの正しいやり方を解説している動画をいくつか添付しておきます。
美容師さんやスタイリストさんが解説しているので、基本的にそのまま真似して使えばOK.
▼ロングヘアーの正しいシャンプーのやり方
女性用育毛剤
「頭皮の乾燥が酷くて抜け毛もヤバい!」って場合、シャンプーの見直しと同時に育毛剤を使いましょ!
シャンプーで頭皮の乾燥を落ち着かせて、育毛剤で保湿成分や薄毛に効果のある成分を頭皮に与えてあげる。
シャンプーと育毛剤のダブルケアでとりあえず様子を見てあげるとOk。
育毛剤って、薄毛が酷くなってから使うものってイメージがありますが、実は薄毛が酷くなる”前”にこそ使っておくべきもの。
薄毛が酷くなってからではほとんど効果を感じられないことが多いですからね。
頭皮の乾燥が気になるときに育毛剤を選ぶ場合は、次の3つのポイントをチェックしておくと良いです。
1、浸透力アップの工夫がされている
お肌も頭皮も一緒で、乾燥が酷いと成分が奥まで浸透しにくいです。
そのため、成分がしっかりと浸透しやすいよう工夫されている育毛剤を選ぶことが大事。
最近だと成分の粒子を細かくする「ナノ化」っていうのが主流になってきているので、とりあえずナノ化された育毛剤を選ぶ。
2、無添加
余計な添加物が入っているのも、乾燥して敏感な頭皮には刺激になるのでNG。
香料や着色料などの添加物が入っていない育毛剤を選ぶこと。
せっかくシャンプーを無添加にしているのに、育毛剤で刺激を与えたら本末転倒だからね。
3、うるおい保湿成分が多い
最後に、しっかりとうるおい保湿成分が多い育毛剤を使うこと。
理想は顔と一緒でセラミドなどが入っていればいいけど、なかなか続けられる価格ではないので、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が入っていればOK。
これらを踏まえたうえで、いくつか紹介しておきます。
ベルタ

これまで私が使った中で一番良かったのがベルタ育毛剤。
浸透力アップのために成分をナノ化しているので浸透力アップのための工夫はばっちり。
余計な添加物がないですし、うるおい保湿として評価の高いプラセンタが配合された数少ない育毛剤です。
美容液みたいなテクスチャで、使った後頭皮がしっとりとするのが実感できるので、乾燥ケアにおすすめ。
とりあえず、ベルタ選んでおけば間違いなしです。
リジュン

海外でも話題の成分「リデンシル」が配合されているのが特徴のスカルプエッセンス。
こちらも浸透力アップのために成分をナノ化しているので、浸透力は文句なし。
頭皮の乾燥ケアというよりは、ガッツリと薄いケアなのですが、入っている成分はかなり良いです。
これまでに他の育毛剤を使ったけど実感できなかった…という場合は、試してみる価値ある1本になっています。
まとめ
頭皮の乾燥を放置していると、つっぱり感や痒みや抜け毛はもちろん、薄毛や脂漏性皮膚炎を招く原因になるので要注意。
脂漏性皮膚炎になってしまったら病院で薬を貰わないと治らないですし、薄毛も酷くなれば病院に行かないと治療できなくなります。
「つっぱるなー、乾燥してる気がする」って程度でケアを始めるのがベスト。
乾燥が酷い場合は、何よりもまずはシャンプーを買えること。これが超大事。
そのうえで、シャンプーの使い方を見直したり、育毛剤とのダブルケアで保湿してあげることが大事になってきます。
頭皮の乾燥はしっかりケアしてあげればかなり落ち着くので、早めにケアしてあげることを意識しておくと良いです。
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